第三話 旅立ち

2/4
前へ
/83ページ
次へ
そして翌朝、 龍「…スゥ…スゥ…」 まだ寝ている龍…、 とその時、 ―――ジリリリリリリリリ! 目覚まし時計が鳴る音 龍「!、 ………うるさいなぁ」 ―――ジリリリリ カチッ! 目覚まし時計を止めた音 龍「朝か…、 着替えるか…」 龍はそう言うと、 着替え、リビングに向かった。 星子「あら、 おはよう龍」 龍「おはよう母さん、 ご飯食べたの?」 星子「まだよ お父さんまだ部屋で、 資料整理してるみたいだし、 待ってたのよ」 龍「そうか」 星子「ご飯もう食べる?」 龍「うん、 もう食べちゃうよ」 星子「はいはい、 ちょっと待っててね」 龍「うん」 その後、 少しして、 星子がご飯を持って来た。 星子「はい、 お待たせ」 龍「ありがとう、 頂きます」 またその後、 少しして、 龍はご飯を食べ終えた。 龍「ごちそうさま、 美味しかった」 星子「ありがとう」 龍「あっ…、 そろそろ時間だ、 じゃあ行って来る」 星子「行ってらっしゃい」 龍「行ってきます」 ―――ガチャ!カチャン… 玄関を開け閉めした音 とその時! 龍夜「星子!」 星子「きゃっ! びっくりした、 何よも~う」 龍夜「す、すまない、 はっ! それより気を付けろ!」 星子「何が?」 龍夜「今日あたり…、 四季野家の連中が…、 来るかもしれん」 星子「何かあったの?」 龍夜「和風家の当主が、 行方不明になった…」 星子「えっ!」 龍夜「たぶん…、 例の交渉の件だ」 星子「まさか…、 あの噂…、 本当なんじゃ…」 龍夜「かもしれん…」
/83ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加