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「右向け左!!」 そこに今回の物語の舞台・・・谷村村がある。
谷村村にはいつも沢山の笑顔が溢れている。 スマイルが沢山。
しかし、谷村村はある事件をきっかけに1つの笑顔が消えてしまった。
それは、田中少年の目の前で起こった・・・。 田中の家族、吉田さん が殺された。
そして田中はその日から笑顔を全く見せなくなった・・・。
田中は6才で人生最大の不幸が訪れてしまった。
それに見かねた母親が田中にこう言い聞かせた。「少年よ、旅に出るのだ。」
田中はそう言い聞かされた夜にこう思った。 ( そりゃねえよ・・・母さん )。
次の日、田中は村を歩いているとある老人に出会った。 その老人は会うといきなり田中にこう言い放った「少年よ、旅に出るのじゃ」
田中はそう言い放たれた夜にこう思った。 ( お前もかよ老人 )。 そして、夜が更けて行った・・・。
次の日、田中がアリを虫眼鏡で焼いていると。 一匹のラクダが俺の目の前に立ち止まった
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