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僕は胸の高鳴りを抑えつつ、早速そのメールを開いた。
『登録が完了しました。~ファイナルゲーム~の世界へようこそ』
ザッと文章全体に目をとおし、ユーザーIDとパスワードを別窓で開いてるメモ帳に記載した。
既にゲームのインストールはすんでおり、準備万端ってなわけだ。
傍らに置いている携帯を手に取り、友達の大西にメールを送る。
『登録できた?』
返事を待っている間にゲームを起動する。
先ほどメモしたユーザーIDとパスワードを入力し、開始ボタンをクリックした。
と、そこで携帯が鳴る。
ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ~♪
電波な着信音。
一見、一般人に見えるが、僕はかなりオタクだったりする。お恥ずかしい。
『もうログインしてるのです。あうあう』
オタクな僕の友達、大西もいわゆる隠れオタク。類は友を呼ぶ、か。
『スタート地点から動くなよ』
そうメールを打ち、送信。と、そこでローディングが終わったようだ。
画面が明るくなる。
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