開死

5/8
前へ
/36ページ
次へ
「まずはチュートリアル受けないとな」 「チュートリアル?」 ああ、わからない人に説明。こういうオンラインゲームは最初に操作方法の講習みたいなのを受けてから冒険が始まる。 飛ばすこともできるが、どちらも初心者なのでここは受けておこう。 「あ、あの人足細いぞ。話しかけてこよかな」 「あれはNPC」 こいつはオンラインゲームでもかわらんな。 女の子の足ばかりみている。 足フェチなのだ。 しかしこのゲームは足の細さも一定ではなく、現実世界のように不揃いになっている。 そんなとこまでリアルなんだな。 とりあえずそのNPCに近付き、話しかける。 「ファイナルゲームの世界にようこそ♪ このゲームをするのははじめてかなっ?」 「おお!」 隣の大西から歓声。 俺も歓声をあげるほどではないが、驚いた。 NPCにも声がついていたのだ。 しかも、担当している声優はアニメでもよく耳にする声だった。 豪華だな。 「はじめてです」 「そっか!じゃあ私のむかいっかわにいる男の人に話しかけてっ! 最初のチュートリアルは買い物の仕方だよっ!」 早く戦闘をしてみたい・・・。
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加