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どうしてこの人は
皆と同じように
私の悪口に
のらないんだろう
どうしてこの人は
皆と同じように
私を可哀相と
言わないんだろう
どうしてこの人は
皆と同じように
私に気を
使わないんだろう
何年もしてから
その理由に気がつく
気がついたけれど
聞いてみた
「何で?」
『本当は悪口嫌いでしょ?
可哀相って言われると
むかつくでしょ?
気を使われるのも
嫌いでしょ?』
「…ただいま。」
『おかえり。』
本当に可哀相だったのは
自分の嫌いな事を
やってて気付かなかった
私だって
見ててすごく痛々しかったって
『待ってたよ。』
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