両親へ。

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何があっても 私に 謝らないで下さい   虐められた時 孤独を感じた時 社会から 弾き出された時   いつも私は こう叫んだ   「なんで私を産んだんだ!!」   でも今の私は 知っている   彼氏に求めるものの基準が 父親   私が美味しいと感じる 料理の基準が 母親   謝らないで下さい   私の根底の基準が あなた達を土台に 出来ている   今の私の存在が あなた達が 精一杯力を尽くした その結果であると 信じたい   両親が 精一杯育てた結果が 今の私なら   これからの私は 胸を張って生きていきます   謝らないで下さい   一生懸命産んで 一生懸命育てたと 誇りをもって下さい   何があっても そう言い続けて下さい   私の土台は あなた達のその誇りで 保たれているのです
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