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誰も
わかってくれないと
思ってた
誰も
わかってくれないで
いいとさえ思った
人にどう見えるかなんて
気にしなくなった
淋しさなんて
気付いていない
ふりをしていた
だけどね
ある日
美しい花を見つけた
見た事も無いような
幻想的な雲を
見つけた
空からこぼれ落ちそうな位
満天の星を見つけた
もう二度と
出会わないんじゃないか
そんな些細で
偶然の
自然の壮大さとの出会い
そして感動
そんな瞬間は
差別無く
私の前に現れて
『わあ。綺麗だねえ。』
思わず振り返った
誰もいない…
その瞬間
私は孤独を感じた
孤独を淋しいと
感じた
孤独を理由に
初めて泣いた
あの頃の私
大丈夫だよ
今の私には
感動を
一緒に味わえる
仲間がいる
孤独が
平気な人なんていない
好きで孤独を
選ぶ人なんて
いない
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