【fatalism】

2/5
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
    五月雨に沈鬱感じる本日。   騒がしい波の中に彼女を見つけた。 音も無く弾む様に近付いては、今後の予定を話しては、 目を細めて口の端上げたのだ。     世間で言う、彼女は彼女だ。     僕の肩程の背丈。 肩に掛かる程度の薄い色の髪。 前髪には何時も白いピン。    長ければ、切ればいいのに なんて発した日には、  これはこれで良いの と強く返されえて、機嫌を損ねてしまった。       彼女のチャームポイント、 彼女を表記する物、 彼女で有るそれ、      
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!