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扉
「クリス!
こっちよ!はやく来て!」
大きく手招きする少女。
「ジェシー待ってよ~」
少女の呼び掛けに、
必死で追い掛けてきたクリスは、
ジェシーの指差した先を覗き込んだ。
古い木の扉?
扉は、地面に横たわっていた。
森の片隅に忘れられたような…
草で覆われているその扉。
「なんでこんなところに扉が?」
クリスは、首を傾ける。
「不思議でしょ?」
ジェシーは、おもしろそうに笑った。
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