桜舞う季節に

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君が僕に別れを告げる時なかなか別れの4文字が言い出せないままで涙を目いっぱいに溜めていたね。 こんな泣き顔は見たことなかったからどうしたら良いかわからない僕はただ君の手を握っていた。 君は悪くないのに「ごめんね」って笑おうとするから、君の笑窪には涙の海が出来ていた。 そんな君を見て何も言えない僕はまるで飛べないびしょぬれな鳥のようだった。
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