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二人は手を繋いでニコニコしながら報告してきた。
ちなみにアスカとユウキは私の隣街の同じ中学。
ずっと友達から恋愛になるんかな‥‥?
まぁ、つまらない疑問は置いといて。
「そっかぁ♪良かったじゃんっ♪」
私と直人は笑顔で返した。
「ありがとう~奈保子っ♪」
アスカ幸せそう。
私はとてつもなく羨ましかった。
叫びたかった。
私と直人は‥‥‥。
言える訳ないよ。
この時めちゃくちゃ辛かった。
自分がどれだけズルい事をしているか自覚させられた。
「したら二人仲良くしてなよ~。俺と奈保子はその辺散策するからさ~♪」
直人がいきなり言った。
エエッ!?
ちょっとバレないかなぁ‥‥。
「したらジュース買って来てよっ!」
「おう!分かった~♪」
アレ?
そうでもなかった。
「したら行くかっ!」
「あっ、うん。」
私と直人は人気の無い場所へ向かった。
「直人~!奈保子に手ぇ出すなよっ!(笑)」
直人は笑いながらユウキ達に手を振った。
私は少し心がズキッとした。
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