19歳の浮気③-密会-

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私と直人はアスカとユウキが見えなくなる頃に手を繋いだ。 「奈保子‥‥?」 「ん?」 「さっき辛かったんだろ?」 「‥‥え?」 「スゲー羨ましそうな目してたからさ。」 直人はこんな時ちゃんとわかってくれる。 「うん‥‥。辛かった。」 私がそう言うと直人は私を抱き寄せた。 「奈保子‥‥。」 直人が私を呼ぶ声が響く。 暑くても、もっと抱き締められたい。 広い砂浜で 誰も居ない。 「奈保子‥‥今からエッチしよ‥‥。」 ‥‥ん? 「えっ!?ここでっ!?」 「あそこの休憩所で。」 「人来ちゃうよ‥‥。」 「誰も来ない。俺と奈保子しかいない。」 そう言って直人は私の唇を優しく塞いだ。 ダメ‥‥。 直人のキスに勝てない‥‥。 私は直人に手を引かれながら休憩所に向かった。  
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