563人が本棚に入れています
本棚に追加
直人と私は私の部屋でずっと話していた。
私は何故かこの時直人に彼氏の話を聞いてもらっていた。
「何かさ、1年過ぎるとなぁなぁ付き合う事になるのかなぁ‥‥。私は愛されてる自信が無い‥‥。」
少しの沈黙。
直人が口を開いた。
「俺は奈保子の明るい所や素直な所が好きだよ。」
直人は私の頭を撫でながら言ってきた。
あまりに心に直人の声が響いて涙がでた。
「ありがとう‥‥直人。」
直人はそのまま私を抱きしめてきた。
私はイケナイと思っても何故か直人の腕が嬉しかった。
直人はそのまま私にキスをしてきた。
彼氏とは違うキス。
直人の手は私の胸に触れてきた。
「あっ‥‥直人っ!やっぱり私っ‥‥。」
「俺は奈保子の事悲しませない。」
「‥‥うん。」
直人のその真っ直ぐな眼と言葉で私は安心したのかもしれない。
「私は直人を信じる‥‥。」
その時直人が抱きしめてきた腕は私を強く強く私を包んだ。
最初のコメントを投稿しよう!