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全員死なねーかな?
俺も含めてもいいからさ。
表通りから通りを一本奥に入ると、古着や雑貨を扱っている店がひしめいている。
その中の小さなカフェでコーヒーを飲んでいた。
はっきり言って微妙な待ち合わせ場所。
やたらに外人はいるし、未だにキャッチの兄ちゃんはウロウロしている。
呼び出したのは俺だから仕方がないか。
「よ。待った?」
古着の街にとても溶け込んでいる。
テカテカしたジャージ寸前の上着にブーツカットのジーンズ。
セミロングの髪は上着のフードに押し込んでいる。
「どうせ遅れるんなら寝ぐせ位直したら?」
「ばれた?」
その
遅れて登場した女の子はもう小学2年から、15年以上のキャリアを誇る友達だった。
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