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「え、エロチックて…」
「あ~落ち込むな!俺はいいと思うぞうん!」
この店はこの料理人の嫁さんがデザインしたのだった…
ガックリ肩を落として帰っていく料理人…
料理は美味いからな!マジで!
「森野…女の子のお腹なぐるなんて!」
がしっ
「なにしてんだよっ!股関握ってんじゃねえっ!」
「…同じ事」
「全然違うだろ!ってそのまま食事再開するな!」
骨付ソーセージをくわえて嬉しそうに僕を見る杉野。
「オンナのクセに下ネタ大好きかっ!」
「あむあむ」
「だしやがれ!いつまでくわえてんだ!」
僕は股関の腕を引き剥がした。
以前ソーセージはくわえたままだが。
「しばらくは使う予定ないんでしょ?それとも今からホテル行く?」
「気持ちがわるいデス」
「行くか行かないか聞いてんのに『気持ち悪い』ってなんだ!!被害届出すぞ!」
「はいはい」
「てんめえ!1人だけアダルト気取りやがって!」
カップルシートで暴れる僕ら。
少し食欲出て来た気がした。
杉野はいいヤツだ。コイツと友達で良かったと思う。
「ハゲてくれ!森野!ハゲてくれ!」
横で杉野は僕に呪いをかけるため、悪魔に祈っている最中だった。
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