記憶と始まり

3/4
前へ
/47ページ
次へ
その瞬間ドアが開き追っていた奴らが入ってきた 「何のようだ……」 「……こちらに侵入者が来ませんでしたか?」 「いや……」 後ろで男の部下らしき奴が騒いでいる 「ここは俺の部屋だ出ていけ……」 「しかし……」 ヒュッ―― ナイフが男の頬をかすめ壁に突き刺さる 「ひっ!……」 「死にたくないなら出ていけ!!」 男は部下達を連れ慌てて部屋を出た 鍵を掛け侵入者を出す 「お前、名前は?」 「……ラウド」 「ここには何の用で来たんだ?」 「………」 「言えないか……どうせ『殺人兵器を壊しに来た』とかだろ?」 「………!?」 レオはため息をつきながらラウドに近づいた 「それは俺の事だ、俺を殺せばお前の任務は終わる」 「なら………なぜ悲しそうな顔をする?」 そう言われ思わず目をそらす しかし諦めたように 「生きている意味が無いからな」
/47ページ

最初のコメントを投稿しよう!

305人が本棚に入れています
本棚に追加