プロローグ

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カツカツカツカツ 軽快なヒールの音が上り坂に響く 年は二十代前半ぐらいだろうか、丸顔でどちらかというとかわいいという印象を受ける顔立ちをしている 彼女は上り坂を登り切ると坂のてっぺんから街を見下ろした かわってない… それが彼女の第一印象だった あの頃のまま… 涙がこみ上げてきた、それをぐっと押さえて今度は前へまた進み始める 目指しているのは小さな街のレストラン 彼女には忘れられないレストランだ。
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