121人が本棚に入れています
本棚に追加
その男の人は黄色い声に動じること無く立っていた。
そしてマイクの前に立って話始めた。
「はじめまして。生徒会長の東大寺悠斗です。」
男の人が話始めるのと同時に女の子の黄色い声もやんだ。
す…すごい…
あまりのすごさに、少し感動しちゃった…
そんな事を考えている間でも、生徒会長はもくもくと話していた。
「……~ですので、学年首席の方には、生徒会になってもらいます。」
あれ…?
そういえば…
この声どっかで…。
でもどこだっけな?
「…1年4組の――」
あ…私のクラスだ。誰かな。
「藤代葵さん。壇上へどうぞ。」
………
「えっ!??」
私なの!?
先生になにも言われてないよ!?
私の驚いた声に、周りがこっちを見る。
その間(かん)、壇上に向かう人どころか、席を立つ人はいない。
やっぱり私なのぉ?;;
混乱していると、美咲が振り返った。
「葵…とりあえず…行きな…?」
美咲もびっくりしているようで、私に問いかけるように促した。
嫌だよ行きたくないよー…
私人前苦手なんだもん。
「藤代葵さん?壇上の方へお願いします。」
そんなあ~;ω;
とりあえず私は、壇上へと向かった。
最初のコメントを投稿しよう!