再会

6/8
前へ
/18ページ
次へ
その男の人は黄色い声に動じること無く立っていた。 そしてマイクの前に立って話始めた。 「はじめまして。生徒会長の東大寺悠斗です。」 男の人が話始めるのと同時に女の子の黄色い声もやんだ。 す…すごい… あまりのすごさに、少し感動しちゃった… そんな事を考えている間でも、生徒会長はもくもくと話していた。 「……~ですので、学年首席の方には、生徒会になってもらいます。」 あれ…? そういえば… この声どっかで…。 でもどこだっけな? 「…1年4組の――」 あ…私のクラスだ。誰かな。 「藤代葵さん。壇上へどうぞ。」 ……… 「えっ!??」 私なの!? 先生になにも言われてないよ!? 私の驚いた声に、周りがこっちを見る。 その間(かん)、壇上に向かう人どころか、席を立つ人はいない。 やっぱり私なのぉ?;; 混乱していると、美咲が振り返った。 「葵…とりあえず…行きな…?」 美咲もびっくりしているようで、私に問いかけるように促した。 嫌だよ行きたくないよー… 私人前苦手なんだもん。 「藤代葵さん?壇上の方へお願いします。」 そんなあ~;ω; とりあえず私は、壇上へと向かった。
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

121人が本棚に入れています
本棚に追加