532人が本棚に入れています
本棚に追加
【お前は人間ではないオレの僕(シモベ)だ】
この時から…オレの運命は狂い始めた…。
【主従・解放】
その言葉が発された途端に身体が焼けるように熱くなり…痛みが身体中を駆け抜け…そして、なにかが自分の中に入ってきた気がした…。
そしてその日から…SAKURAを倒す人形として、瀬名に仕えている
「……理世。ヤツを倒せ」
「……わかってる」
「グゥゥ…ッ…イジン、タオス…」
手に弓を具現化させ、何本にも連なる光の矢を放つ
具現化して出した弓は念ずれば直ぐに剣へと形を変え、負傷した異物な存在を斬りつける
「グァァアッ!ナゼ!…ナゼワレワレ、ノ、ジャマヲスル…グアッ…!」
返り血を顔に浴び、凍った瞳で倒れ…朽ち消えていくヤツの姿を見送る
「総てを統べるモノよ、彼の者の傷を癒せ」
澄んだ声が唱える言葉(スペル)により、身体についた傷が癒えていく
…でも血の匂いは…とれやしない
一生の烙印になっていく…
*
最初のコメントを投稿しよう!