序章~双子と出会うまで~

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私が19歳の頃、パチンコ店でバイトをしていた。 その時に一人の元ヤンと知り合った。 元ヤンで、口はめちゃめちゃ悪かったけど、めちゃめちゃ仕事の出来る人で、カウンターチーフを任され、私にとって、大好きな先輩だった。 バイトが終わると、毎日飲み会。 酔っ払いの私を、いつも先輩のアパートに連れて帰ってくれて、布団を敷いて、パジャマを用意してくれた。 とにかく面倒見が良くて、すごい私を可愛がってくれていた。 その後、私は県外に進学し、長期休みにたまに連絡する程度になっていた。 短大卒業後、私が結婚してからは、ますます疎遠になっていた。 その後、私は離婚して地元に帰った。 私の離婚の一年後に、その先輩が結婚する事になり、結婚する少し前位から、また時々連絡取るようになっていました。 「結婚する。相手は居酒屋経営をしている人」 と、紹介されました。 その旦那のお店にも私は何回か飲みに行き、感じも良かったので先輩の結婚を心から喜びました。 先輩の結婚が決まって、数ヶ月後に、先輩は妊娠しました。 それも、双子!! びっくりしましたが、本当に嬉しかった。
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