序章~双子と出会うまで~

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当時私は、以前アルバイトをしていた、パチンコ店に、正社員として就職していた。 子供が生まれる少し前に、先輩の家に遊びに行った。 彼女の幸せな、結婚生活を聞けると思っていた。 出産を2ヶ月後に控えた先輩の顔は、そんな私の予想とはウラハラに、疲れきり、不安に満ちていた。 そんな事を考えていると……… 先輩から相談を持ちかけられたた。 「DVで、旦那からひどい暴力を受けている」 と・・・。 妊娠(にんしん)8ヶ月で、双子。 かなり、大きなお腹でした。 旦那の行動は、本当にアリエナィ事ばかり!! 妊婦相手に、木刀で殴ったり・・・。 殴り続けて、止まらないので、それから逃れる為に、彼女は、 「頭がおかしくなったフリをしている。」 と言っていた。 一人ごとを呟いたり… カラスの絵を紙に描き続けたりしたと言っていた。 とにかく、もうすぐ子供が生まれるのに、満足な生活費もくれない。 暴力もどんどんエスカレートしている。 と言っていた。 旦那は、店はやっているが、経理は旦那の母親がやっていて、旦那は、わずかな給料をもらっている。 と言っていた。 でも、それが真実かどうかは分からなかった。 アリエナイ行為を散々受けているのに、どうする事もできなかった。 私も…………… 先輩自身も……………… 彼女は、何より旦那を愛していたから………
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