オモテとウラ

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忘れられそうにないあの衝撃的な出会いがあってから、3日たった。 ドルシェの反対を押し切って、リュードを護衛つけた。 彼の仕事は単純で、ただ私を守ること。 守るって言っても、毎日デンジャラスな生活をしているわけではないし、でも、そばを離れるわけにはいかないしで、退屈そうな顔している。 過ごして3日、何でもそつなくこなすし、一緒にいても特に不快じゃないし器用なやつだと思う。 お城のみんなとも仲良くやってるみたいだし。 キングルームで起こったことについては2人とも触れないようにしている、というか暗黙の了解というか。 直後には何で最後あんな事したのって聞いたけど、わからないと言っていた。 嘘か本当かはわからないけど、あまりに悲しそうな顔をするからこの件についてこれ以上問いただすことはやめた。
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