日向(コジュサス)

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  …何かいる     久しぶりに貰えた休暇を楽しんでたオカンこと佐助さん。   たまにはのんびりぐっすり寝てようかと思ってたのだが、先程から縁側に気配を感じる為に寝てる場合じゃなくなった     旦那の気配じゃないし…でも中に入ってくる感じはしないし…何なのさ;;!   敵か味方か分からない相手に焦る忍頭(笑) むしろヤっちゃうかと手裏剣まで出す始末     気配を消して襖に近付き、覚悟を決めスパンッと思い切り開け手裏剣を投げた。     「……あれ?」   てっきり暗殺でもしに来た敵の忍かと思っていたが、目の前で顔ギリギリで手裏剣を真剣白刃取りしているのは…   「なんだ、右目の旦那か」   「なんだ、じゃねぇ!てめぇいきなり攻撃してきてんじゃ…って第二弾放とうとすんな;;!」   足をプルプルさせながら踏ん張ってる小十郎を確認しながらもう一つの手裏剣を構えてるオカン(笑)   「いやだってねぇ?俺様の大事な休暇中に勝手に入ってきていらん神経使わせてくれたし?それなりにお礼しないと」   にっこり笑ってるけど少し怒ってます   「わ、悪かった…土産やるからとりあえず手裏剣は引っ込めろ;;!」     ホラ、と足で地面に置いた風呂敷で包んだ土産を差すと、チッと舌打ちしながら仕方無く手裏剣を戻した     「土産の中身によっては最低でも影潜りの術して乱撃やってから影追いの術喰らわせるからね?」   「…それで最低か?」   確実に殺られると確信してしまい少し土産を出すのを躊躇ってしまう893(笑)   「さっさと出してよ旦那」   「…ほらよ」   相手に土産を渡すや否やさっさと包みを解いていく佐助。包まれていた重箱の蓋を開けると中から色んな匂いが…   「…菓子?」   わらび餅に大福、まんじゅうにおかき…あと煎餅各種に訳の分からない黄色い菓子…   「本来ならば真田幸村に渡すのが普通だろうが…あうつに渡したら『忍と分けて食え』と言っても無理だろ?」   「あーそうだね。確実に俺様の分は一欠片も残んないね」   前に一度、二人分って言われて貰った杏蜜を自分の分まで食べてるとこを目撃しちゃったし  
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