第八章

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フィリアは自分の結婚を餌にニールを屋敷に呼び込んだ。ニールにはレクサスが説明すると、安堵してからその場にへたりこんだ。 ニール:「…フィリアさん…俺…生きた心地がしなかったよ…」 フィリア:「私がディア様よりも早くにすると思って?第一、結婚は視野にないわ」 一枚上手だったフィリアに父親は目を丸くしていた。 < ズキッ > ニールは胸の傷みを堪えながら、父親の方を見た。 ニール:「庭の事は、庭師のこの私にお任せください」 キリッと決めた彼はフィリアの前では形無しだった。
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