番外編・その②

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< ガチャ > ニア:「おじ様~♪」 二人:「!?」 ノックをしないでニアが入って来てしまった。これが彼女の悪い癖だった。 ゲンテル:「ニア!」 ネグレクト:「やぁ…はじめまして。君がニアちゃん?」 ニア:「!?」 その日、ネグレクトはものごころがついたニアとは初対面だった。 < ボォッ > ネグレクト:「…?」 彼を見たニアの顔から火が出た。ゲンテルはニールを隅々(すみずみ)まで知っていたので、彼の一目惚れ魂が彼女にきちんと受け継がれていた。 < ぽん > ゲンテルはネグレクトの肩に手を置いた。 ゲンテル:「どうやら…近い内に、俺達とフィリアさん達は本当の親戚になりそうだよ」 ネグレクト:「えっ?!」 ネグレクトはきょとんとしていた。ニアはこの日から、フィリアとレクサスの許しを貰って、ネグレクトの屋敷に入り浸った。その時は必ず、彼の身を按じてゲンテルが付き添った。名目上、ゲンテルがネグレクトに通うような感じだった。 ニア:「ネグレクト様ぁ~♪」 ネグレクト:「うわぁぁっ?!」 < ビクッ > ニアはいつもネグレクトを背後から脅(おど)かすように抱き着いた。 ネグレクト:「…」 ネグレクトにとってのニアは可愛い姪っ子だった。 ネグレクト:「ゲンテル~」 ゲンテル:「Zzzz…」 < ゆっさゆっさ > ゲンテルは狸寝入りでネグレクトをニアに渡していた。彼はゲンテルを揺らしまくったが、どうにもならなかった。 ニア:「ネグレクト様?ネギー様って呼んでも良い??」 ネグレクト:「ぅ…げ、ゲンテル~」 ネグレクトは結局、ニアには手を出すことはしなかった。しかし、マリアナとレクサスの権力で行き遅れているネグレクトの妻とした。二十八歳と十五歳の十三歳差の夫婦となった。巷(ちまた)でネグレクトは、「ロリコン伯爵」と悲しいあだ名を付けられてしまい、一人で歎き悲しんでいた。まぁ、年齢差で見る二人は、ぎりぎりだったが、ニアの十代は犯罪的に見られた。 ネグレクト:「フィリアさ~ん!!」 尻に引かれた彼はフィリアにいつも泣き付いていたのだった。 < FIN(仮) > →ホントのFINは次にあります♪(オチ?)
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