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「カリエです。小学校のときは、ミッショナリーと呼ばれていました。」 ミッショナリーを聞き違えられ、「ミツナリ」や「ミステリー」と呼ばれるはめに。自己紹介で失敗したカリエは、変人とみなされてしまった。 だがそんなことはお構いなし。むしろ〈自分は好かれている〉と思い込み、進んで学級役員に立候補した。他にいなかったのでカリエはすぐに当選した。 その日の学年集会で、カリエは見事な変人ぶりを発揮し、学年中に名を轟かせた。やる気がありすぎるため、しゃべるたびにみんなクスクスと笑っていた。 そんなカリエが恋をした。 相手は、同じクラスの男子。自分をからかってくるため勘違いしたようだ。 初恋は、友達(と思っている)に学年中に広められ、とても認知度が高かった。そんなことは知らず、 「すすす・・・・・・好きですっっ」と言ってしまった。 馬鹿なカリエ。相手は爆笑して友達にラブレターを公開していました。
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