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あのままでは何時まで経っても収集が付かないので
取り敢えず、リビングに移動した。
完全なる正常な状態とは言い難いが
ある程度意識を保っている人は簡単に移動させる事が出来たが……
猫仔姉さんと莉子姉さんは苦労した。
それは何故か
猫仔姉さんは泣きじゃくってこっちが相当な力を入れないと動かない。
莉子姉さんは意識が無いため、普通の人より軽いと言われてもやはり気を失っている人間を持ったらそりゃ重いわけで……
閑話休題
リビングに戻って来てから十分程が経過した。
猫仔姉さんも大泣きからすすり泣きぐらいにまでレベルが格段に下がったわけだ。
「落ち着いた?猫仔姉さん」
一応、心配だったし声を掛けておいた。
そこまで泣くものか?
って感じだけど俺に猫仔姉さんの気持ちが分かるわけでもあるまい。
だから優しくする。
うん、なんかナルシストみたいだな。
自分自身に痛さを感じたよ。
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