姉達と生活の日々

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「あ~、もう仕事だ…う~んもうちょっとゆう君と戯れていたかったな~」 戯れるって俺は犬ですか!? もう会社に行く時間か… 今日は土曜日なのに大変だよな。 家ではこんなブラコンでダメダメな姉でも 会社では重役を任されていて部下にも信用が厚い仕事人に変身する。 彼方家七不思議に認定って感じ。 でも、一度聞いたことあるんだよ 家と会社でオンオフ使い分けてんのか?って そしたら平然と 「うん、ゆう君と一緒に居たら常にあらゆるスイッチがオンだよ」って言ってた。 寧ろ言いやがった 俺が言いたい事は… 家でオンなんかい!!普通逆だろ!! あらゆるスイッチってなんだよ!? とまあ色々あるがどれも言わず。 「そうか…」と返しておいた。 どうやら俺は心中に言葉を溜めておく性格らしい。 取り敢えず、雫姉さんを玄関まで見送るとしよう。 なんでこんな事をするかというと、弟は玄関まで家族を見送る。 というルールを作られたからだ。 まあ、大した苦じゃないから構わんが… なんか、納得出来ない。 「見送りありがとっ、ゆう君」 「いや、別に構わないよ雫姉さんにはお世話になってるし」 「じゃあ後、頼み事一つ良いかな?」 頼み事?なんだろう? 「良いよ、一つぐら…ん!!」 「ごちそうさま、いってきます」 雫姉さんはイタズラが成功した子供のような顔をした後、そのまま家から会社へ向かう。 放心状態だった俺も指で唇をなぞった所でなにされたか理解。 一瞬雫姉さんの顔がすぐ俺の近くに来て一瞬で離れた。 軽く触れるだけだったけど間違いなく…… キス…されたよな…俺… 「ええぇぇぇぇぇ!!!!!!!」
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