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謎の男の子の助けにより、楽々トイレから脱出することができた私は、途中から授業に参加する気にもなれなかったので、屋上で放課後まで時間をつぶすことにした。
コトネ『…アイツ、何なんだろう…』
ぼーっと屋上に寝転ぶ私の頭に浮かぶのは、さっき助けてもらった少年のことばかり。
トイレで見た後ろ姿は、低めの身長にオレンジ色のツンツン頭、半ズボン…
この町に越して来て初めて見る派手な子だった。
コトネ『この辺の子供…かな?』
体制を起こして何気なく第二校舎の方を見る。
コトネ『!?』
第二校舎の避雷針の先に少年が立っているのが見えた。
コトネ『信じられない…』
あんな所に立てるなんて、私は幻か何かを見てるのか?!
でも、あの男の子はさっき私を助けてくれた。
気が付いたら第二校舎に向かって走っていた。
何者なのか幻なのか、確かめたい!!!
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