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昨日、私はこの三馬鹿娘にいつも通り虐められていた。
ナナエ『この校舎の理科室からホルマリン漬けの蛙持ってきな!!』
サチコ『手ぶらで戻って来たらここのトイレに閉じ込めてやるから。』
マキ『頑張ってね。琴音!!』
ドンッ
突き飛ばされて無理矢理第二校舎に押し込まれてしまった私は、仕方なく理科室を目指して歩き始めた。
ギィィ ギィィ
古い床が不気味に軋む。時刻は6時を過ぎていて外はどんどん薄暗くなっていく。
コトネ『早く見付けなきゃ…』
幸い理科室は一階の一番奥の所にあった。
埃を被った扉に手をかける
カタカタッ
コトネ『!?』
…何かが動く音がした。……ネズミ…かな?
恐怖心を感じながらも、私は理科室の扉を開けた。
ガッガッガタンッガタッ
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