温もり

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ベッドに残った温もり 持ち主は僕の前から消えてしまった 君は僕をずっと見ていた 僕はそっと…君の手を離した… 胸がズキズキと痛んだ このベッドで君と幾度と肌を重ねた 残る温もりが…君を彷彿させる 今もまだ此処で眠る君の幻想を抱く 君は幸せになっただろうか? 君に言ってしまった最後の言葉 それだけが僕の本当の気持ち 「信じて待ってるからー」 君の幸せを願いながら まだ僕は縋ってしまう 僕は一人ベッドの中で ずっとずっと泣き続けた
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