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君の手紙が楽しみで
僕は毎朝ポストを開く
「離れていても貴方が好き」と
君の言葉を僕は信じた
愛に変わりはないと信じた
ある日、手紙が来なくなった
月日が流れる度に僕の中の君が消えていく
少しずつ…少しずつ…
僕の中から君が消えた
最後の手紙がやってきた
差出人は彼女の母で
彼女が世界から消えた事を知る
僕はその場で泣きあかした
君を忘れた僕を恨んだ
僕と君との二人の夢は
二度と叶う事はない
二人夢見た白いドレスを海に沈めて
僕は一人で今も儚い夢を見る
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