プロローグ

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「早くご飯食べちゃいなさいよ!バス乗り遅れちゃうよ!」   「わかってるってば!ママはうるさいんだよ!」   「わかってるなら早く食べな!全く…毎朝こうなんだから…」   真優は軽く溜め息を付きながら、お弁当を幼稚園バックに入れた。いつもの事だけど、いい加減嫌になってしまう。寝起きの悪い息子は毎朝ぐずって、バスに乗せて見送るのも一苦労だ。この日もなんとか遅れない様にバスに乗せて、真優は遅い朝食を食べながらぼんやりニュースを眺めていた。
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