エピローグ…ぽく

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  あの一件から、俺と永岡はこまめに会うようになった。 だが、月1の関係は変わる事なく会う度もどかしく思う。でも、それもまた俺たちの想いのカタチで、心地よく感じる事もある。       「ときちゃん、絶対マゾだよねぇ」 「絶対そうっすよ」 「うっせぇな……」 「サドに見えてマゾって、お前はにしおかすみこかっ」 「だぁ、うっせぇつってんだろが」 「怒った怒ったー」 「どこがマゾっぽいんだ。要素ねーじゃねぇか」   相変わらずバイト仲間とはこんな感じ。 しかも煩い佐伯まで俺の恋愛事情にまで首を突っ込んで来た。 只今バイトも終わって居酒屋で飲んでる訳で更に煩さが増してる。   「もどかしいのが気持ちいいとか、月1で充分とか言ってる割にいろいろしたいとか妄想してるとこ?」 「思ってもない事まで付け足すな」   ったく。       でも、これが楽しいんだな。 変わらない日常が好きだ。 月に一回の非日常が丁度いい。     笑われても構わない 俺たちの想いのカタチは 変わることはない       永岡…好きだよ          
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