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10月。
ある日の部室。
柚依「終わらないよ…」
魔琴「全くだぜ…」
今俺達は学校祭の紹介記事を作っている最中だ。
水明「…狼雅は?」
法魔「さぁ…」
しかも部長が来ていないこの事態。
水華「部長だよね?」
美樹「ええそうよ。部員1人だったからね。」
聖 「1人…」
美樹「でも…狼雅君がつくった訳じゃないのよね。」
法魔「え?」
柚依「違うんですか?」
…初耳。
ガラッ
扉が開いた。
みんなの頭の中は一致していた。
真っ先に声をだしたのは水華だった。
水華「狼雅先…あれ?」
そこにいたのは、
葉月「やっほー。久しぶりね、みんな。」
聖 「葉月さん!」
柚依「お久しぶりです!」
影裏「おい、なんで来てんだ姉ちゃん。」
葉月「いいじゃない。OBが来るのは悪い事じゃないでしょ?ね、美樹先生?」
美樹「勿論!葉月ちゃんなら大歓迎よ!なんたって新聞部創設者だしね。」
俺達『ええっ!!』
葉月「なんだ。知らなかったの?」
聖 「知りませんよ!」
水明「私達と…入れ違いで卒業したから…」
魔琴「美樹先生は知ってたんですか?」
美樹「ええ。だってずっと新聞部の顧問ですもの。」
…その時、
ガラッ
狼雅「おう!…って葉月さん!?」
葉月「あら、狼雅何処行ってたの?」
顔は笑っているが声は笑っていない。
狼雅「…記事探しです!」
葉月「そう…」
ドガァァァァン!!!!
狼雅「£&〓∇∵¶∝※≫♭∟¢!!!?!!??!」
葉月「…馬鹿言ってんじゃないわよ…」
一瞬の出来事。
……木っ端微塵
つーより……
…グチャグチャ?
コロン…
何かが手から落ちた。
柚依「な、…何か…落ちた…ね?」
魔琴「そう?だな☆?」
聖 「誰か拾おうよ?」
みんな恐怖で壊れた。
影裏がそれを拾う。
影裏「…サイコロ?」
水華「サイコロ★」
水明「何でですかね★」
みんな頭がパニックだ。
葉月「みんなどうしたの?」
いや…
原因はあなたですよ…
法魔「ふ、普通ですか?そのサイコロ。」
影裏が血の付いたサイコロを拭き、
影裏「いや…数字じゃないな…字だ。」
そう言ってテーブルにサイコロを置いた。
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