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ー 去年
狼雅達がまだ1年生の時の話。
狼雅「まずいっ!」
ビュオッ!
姿無き人狼が風をまといながら駆けていく。
…狼雅は今と変わらず、遅刻ギリギリに登校していた。
…入学初日から。
カラァーン…カラァーン
登校時間を知らせる鐘が鳴り響いている。
カラァーン…カラァー
ガラッ
狼雅「セ-フ!」
間一髪教室の扉を開けて中に滑り込んだ。
美樹「あら-…狼雅君…良く間に合ったわね!」
生徒『あははっ!!』
教室に笑いが起こった。
狼雅「朝飯前ですとも。」
これで狼雅の名前はクラスに知れ渡った。
美樹「それじゃあ席に着いて。入学式の話しをするわね。」
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