眉山狼雅×砥闇影裏

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-教室 ガラッ 狼雅が戻ると… 教室の隅の机で誰か寝ていた。 狼雅「あいつ…」 狼雅は座席表を確認。 狼雅「…影裏だ。」 影裏「………」 無言で机に顔を伏せていた。 狼雅「…寝てんのか?」 近付いてみると… 影裏「ー……ー……」 一応寝息をたてていた。 …寝てる奴を起こすのも気が引けるが、先生には逆らえない。 狼雅「おい影裏!先生呼んでたぜ!」 大声で呼ぶ。 その時、 影裏「ああ!?」 ギロッ! 狼雅「!」 鋭い目が狼雅を捉えた。 …ゾクッ この時狼雅は得体の知れない恐怖に襲われていた。 何故なら…目の前にいる同い年の魔道師からは有り得ない… 殺気を感じたからだ。 影裏「何だって…?」 狼雅「え?」 しかし、その殺気は一瞬で消えていた。 影裏「だから…用件。」 狼雅「あ、先生が」 最後まで言わない内に、 影裏「いや、いい。先生が呼んでるんだったな。」 ガタッ… 影裏が席を立つ。 狼雅は放心状態だった。 そんな狼雅を見て影裏が言った。
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