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コンコン
影裏「失礼しまーす。」
ガチャ
影裏が扉を開け、1歩踏み入れた瞬間、
「《セインテスト》」
カカカッ!
影裏の目前に高速で魔法陣が描かれた。
影裏「なっ!《ダーケスト》!」
カカカッ!
影裏が即行で空中に魔法陣を描きあげる。
カッ!
グオッ!
それぞれの魔法陣から、闇と光が吹き出して相殺した。
すると、室内から声。
美樹「聞くまでも無かったわね。」
葉月「ね?先生。」
影裏「いきなり攻撃すんのは止めろ。」
美樹「あら?狼雅君もいたの?」
狼雅「いましたよ…」
それより狼雅には気になる事があった。
狼雅「コイツ…何者ですか?魔道師じゃ無いですよね…?」
狼雅の指は影裏を指していた。
ちなみにこの時の狼雅に、『闇』を扱えるのは『死神』だけ。という常識は無い。
美樹「私達より…本人に聞いてみなさい?」
葉月「そうね。」
狼雅「…………」
狼雅が影裏を見ると、
影裏「まあ世間一般には…『死神』だな。」
狼雅「…はい!?まてもう一」
影裏「面倒だから2回は言わねえぞ。」
その時だった。
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