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2回表
法魔「まだ…俺投げますか?」
俺は1アウト取ったものの、連打を浴びて
8‐4
にひっくり返されていた。
美樹「交代する?」
法魔「はい。」
即答。
司会「さぁ!!ここで選手の交代だ!ピッチャー法魔君に代わり…!!何と1年の聖ちゃんだ!!」
柚依「…はい!?」
魔琴「ええっ!?」
生徒『ええっー!?』
全員大パニック。
聖 「ひどいなぁ…」
野手が一斉にマウンドに集まった。
水明「…大丈夫?」
狼雅「流石に…」
金沢「女子は…」
当然の意見だろう。
影裏「まぁ…見てろ。」
葉月「大丈夫よ!3回で逆転すればね?」
夜瓶「じゃあ…やるか」
散っていった。
再開。
聖 「行くよ…」
シュッ!
サイドスローから100㎞前後のボールが出る。
野球「なめるなぁ!!」
ブオン!!
空振り。
夜瓶「…おお……」
キャッチャーの夜瓶は驚いていた。
なぜなら…
ボールがバッター手前で大きく曲がったからだ。
水明「…え?」
狼雅「…何だ?」
影裏「はははっ!!」
シュッ!
ブオン!!
また空振り。
葉月「元野球部マネージャーはだてじゃないわね!!」
水明「な!?」
聖 「…ばらさないで下さいよ。」
3球目
シュッ!
野球「見切ったぁ!!」
フルスイング
ジャストミート
のハズだった。ボールがカーブなら。
ブオン!!
球は深く沈んでいた。
司会「ストライク!バッターアウト!!」
生徒『ワァァ!!』
大歓声。
―ベンチ
法魔「先生コレを知ってて…?」
美樹「え!?ええ。もちろん!!」
魔琴「………」
1番に帰った。
シュッ
カキィィン!
右中間を深々と破るいいアタリだ。
野球「貰ったぁ!!」
ソイツは狼雅の次に足が早い選手だ。
2塁を蹴って3塁へ向かう。楽勝のハズだった。
光線が来なければ。
葉月「ドコ行くの?」
バシュッ!!
ライトの葉月から投げ出されたボールはノーバウンドで3塁まできた。
審判「アウト!!」
チェンジだ。
生徒『ワァァァ!!』
司会「葉月さんファインプレーです!!」
その後の攻撃は1点を返して終了した。
8‐5で迎えた最終回。
戦争が始まった。
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