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父「それでだ、誠君はどういうつもりだ?」
いきなり主語を飛ばし、真面目な顔付きに変わって聞いてきた。
指輪の事を言っているんだろうけど…。
誠「時期をみて、近い将来香織さんをいただきたいと思っています。」
グダグダと言っても通用しないと思い、要点だけをまとめて言った。
父「って事は、出来たとかではないんだね。」
誠「出来たって…。」
俺は顔を真っ赤にしながら否定した。
お父さんの顔を見ると再び笑顔を取り戻し「そうか、そうか。」と言っていた。
父「ふつつかな娘だけど宜しく頼むよ。」
誠「ありがとうございます。」
認めてもらえた。
ホッとしたのもつかの間、お父さんはとんでもない事を言った。
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