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そんな祖母の綺麗な遺体は、私が到着してから数時間後に、一気に腐敗が進んだ状態になった。
死後数日経っているのだから当然なのだけれど、お坊さんや葬儀屋さんが口々に、まるで私を待っていたようだと言った。
祖母に近しい人も、彼女見栄っ張りだったからね、と、哀しそうに、懐かしむように口にするので、こんなに待たせてしまったことを心から申し訳なく思った。
葬儀は翌日行われ、中心で遺影を持った祖父と皆で記念撮影をした後、お通夜を迎えた。
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