子守唄(現)
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この間取りが一般的かはわからないが、その寺は二階に納骨堂があった。 お堂の脇の階段を上ると、まず納骨堂に出るのだ。 そして納骨堂に隣接する襖の奥の和室が、私たちにあてがわれた仮眠室だった。 知らない人の遺骨がたくさん眠る納骨堂の真横で眠るのは、正直気の進まない話だが仕方無い。 ひとつだけ空いていた、一番襖の近くの蒲団に横になった。
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