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しばらく返事が返って来なかったから、お風呂に入った。30分ぐらい。
お風呂から出て携帯を見ると、サブディスプレイがが受信メールの存在を教えるために光っていたから開いてみた。乃亜からメールが来ていた。
画面にはただ一言だけ。
【わかった。by乃亜】
……本当にこれでいいのだろうか。
ねぇ、私。十数年来の親友と、まだ知り合って間もない友達と、どっちが大切だ?
親友と友達じゃ、言葉の重みが違くはないか?
そんなことを悶々と考えていたけれど、いくら考えても答えは出なかった。
「……のあ……」
私の知らない間に、いじめが再発していたなんて。
だって毎日あんなに楽しそうで、あんなに嬉しそうに、学校に行っていたのに。
私に一言言ってくれれば────こんな臆病な私に、何が出来たというのだろうか。
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