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『ごめん、待った?可奈ちゃん…だよね。』
その女はとまどいを見せる。
やべぇ!間違えたかな…
………
『はい!悠さん…ですか?』
よかった!この子だ。
『そうだよ!』
『私、こうゆうの初めてで…ごめんなさい。私じゃイヤですよね…?』
うつむく可奈…
『そんな事ないよ!可奈ちゃんこそ、俺なんかタイプじゃなかったんじゃない?』
『そんな事…そんな事ないです!』
慌てて否定する可奈
『よかった!じゃ、飲み、行こっか!』
『はい!』
また今日もとりあえず暇は潰れる、それでよかった。
俺にとってはいつもの待ち合わせ、いつもの暇潰し。
これが可奈との出会いだった。
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