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我輩は復讐を誓った。
誰に、というのでなく、たただ復讐を・・・
手始めに、自分の力が如何程かを調べるために、バトルをしようとけついした。バトルをしようと道を歩いているといつぞやの雑巾が現れた!
我輩は先手必勝という言葉があるように、雑巾の顔めがけて猫パンチを繰り出す。
しかし雑巾も鼠とりで体を鍛えているだけあって、体のわりに動きが早く、なかなかあたらない。
どしたどしたぁ!
煽る雑巾。
我輩は猫パンチだとぶがわるいと考えて体勢をたてなおすため、うしろへさがる。
どうやら雑巾は楽しんでいるようだ。
ならばそれ相応に答えねばと思い。
力を解放する。
気を鎮める。
するとどうだろう、身体中が力でみなぎってくる。
試しに気を手に集中させ・・・
雑巾は恐怖心からか、はたまた武者震いか。とても震えていた。
我輩はそれを尻目に一気に雑巾へ気を放った。
気が一直線に雑巾へ向かってゆく。
やっとのことでかわした、雑巾。
当たらなければどうということはない!
と言うと通常の三倍のスピードで我輩に近づいてくる。
我輩はすぐさま気を集中させた。
あたれぇ!!
その声と同時に周りが白く光る。
やっとのことで目をあけると、目の前に雑巾がいない。
ふと空を見上げるともう夜であった。
空には雑巾のごとく大きく、茶色い固形物のような星が爛々と光輝いていた。
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