我輩

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外の世界にでようと思ったのは生まれてからそう長くない。 我輩は走った。 わけもわらず。 先も見えないような暗闇を切り裂くかのごとく走り抜いた。 しかし、走っているかさえもわからない。 足もなければ腕もない。 ただただ、闇を切り裂くだけであった
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