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目を開けるともう1日経っていた。
時間は、昼であろうか。
とりあえず散策にでも行くか。
清々しい。
何もかもが。
見ねぇ顔だな。
後ろでこえがする。
振り向けばそこには。
我輩の一回りも二回りも大きいぬこがいた。
毛のいろは、茶色い固形物がこびりついたような薄汚い雑巾のようだった。
その時我輩は聞こえた初めて恐怖というものを感じた。しかしあえて我輩は冷静を装い。
やあ、
と答えた。
雑巾は、
おめぇどこんちに飼われてるんだぃ
と、とう。
残念ながら我輩はなにもしらなかった。
君はどうやら体つきがいいようだが、いいものを食べてるのかい?
と、話題をかえる。
雑巾は、
なぁに、鼠を捕まえては食ってるのさ。
と、いいける。
我輩はこの目の前にいる雑巾に軽悔の念がでてきた。
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