2人が本棚に入れています
本棚に追加
/49ページ
君を振り向かせたくて
君を救いたくて
沢山の言葉と沢山の想いを
贈り続けてきた
雨の日も風の日も
たとえ君の目に映らなくても
孤独や不安や誰かに対する嫉妬を
全部抱えて望みを信じた
だけどやっと気付いた
僕には君を救えない
だって僕の言葉も想いも
君の心の真ん中にはきっと
届いていないんだから
このまま何処まで行っても
君の心を動かせない
そう思ったら怖くなった
認めたくはなかったけど
僕の力はこんなものだ
一番解ってるつもりだった君に
届きもしないこんな言葉達じゃ
沢山の人の心に響くはずもない
僕は僕の賭けた未来に
負けたのかもしれない
一方的な買いかぶりだったのか?
だとしたら君の全てが嘘になる
また何も信じられなくなる
それだけは本当に嫌だから
ここに限界を定めよう
最初のコメントを投稿しよう!