2359人が本棚に入れています
本棚に追加
不器用な俺だけど、
棗が俺に同情して、
受け入れてることは、
知っていた。
だけど、
それでもいい。
ただ、俺が勝手に
“モノ”をしてる。
それは―――。
「俺もっ、限界だから、
イかせてあげるよ……」
そう言い、
俺は棗の自身の根本を結ぶ
紐を解いた。
「あぁあぁああぁああっ!!」
「くっ……」
ずっと追い込まれていた
棗の自身からは
ありえんばかりの白濁が
溢れ出た。
イッたときの棗の
後ろの締め付けで、
俺も棗の中に放った。
それと同時に、
棗は意識を失っていた。
「……いつか、本当に……」
“手にいれてみせる”。
その傷は、俺の“証”。
俺たちが兄弟になったのは、
どんな罪よりもの罪。
だから、
その傷はどんな罪よりもの証。
end.
最初のコメントを投稿しよう!