その傷はどんな罪よりもの証。

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  不器用な俺だけど、 棗が俺に同情して、 受け入れてることは、 知っていた。 だけど、 それでもいい。 ただ、俺が勝手に “モノ”をしてる。 それは―――。 「俺もっ、限界だから、 イかせてあげるよ……」 そう言い、 俺は棗の自身の根本を結ぶ 紐を解いた。 「あぁあぁああぁああっ!!」 「くっ……」 ずっと追い込まれていた 棗の自身からは ありえんばかりの白濁が 溢れ出た。 イッたときの棗の 後ろの締め付けで、 俺も棗の中に放った。 それと同時に、 棗は意識を失っていた。 「……いつか、本当に……」 “手にいれてみせる”。 その傷は、俺の“証”。 俺たちが兄弟になったのは、 どんな罪よりもの罪。 だから、 その傷はどんな罪よりもの証。 end.
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