独り占め。

4/11
前へ
/62ページ
次へ
  「好きですっ」 「はっ?」 放課後。 部活へ行く途中。 イキナリの愛の告白。 そこには、可愛い感じの男。 「あ、あの、 突然すぎてごめんなさいっ。 僕、中澤佑っていいます! 僕、五十嵐くんのこと、 ずっと好きで……」 呆然とする俺に、 顔を真っ赤にしながら ベラベラと喋る、中澤。 告白なんて、 生まれて初めてだけど。 これは、断らなきゃな。 俺が好きなのは 佐伯先生、一途で。 「えっと……」 断ろうとしたその時。 「ちょっ!?」 「……好きなんです」 中澤は俺に抱き着いてきて。 さすがに。 俺も顔を真っ赤になった。 .
/62ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2359人が本棚に入れています
本棚に追加