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「好きですっ」
「はっ?」
放課後。
部活へ行く途中。
イキナリの愛の告白。
そこには、可愛い感じの男。
「あ、あの、
突然すぎてごめんなさいっ。
僕、中澤佑っていいます!
僕、五十嵐くんのこと、
ずっと好きで……」
呆然とする俺に、
顔を真っ赤にしながら
ベラベラと喋る、中澤。
告白なんて、
生まれて初めてだけど。
これは、断らなきゃな。
俺が好きなのは
佐伯先生、一途で。
「えっと……」
断ろうとしたその時。
「ちょっ!?」
「……好きなんです」
中澤は俺に抱き着いてきて。
さすがに。
俺も顔を真っ赤になった。
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